政府与党は令和5年度与党税制改正大綱を取りまとめ、「NISA」の拡充や恒久化が行なわれることが盛り込まれました。
NISAとは
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかりますが、NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
<現行のNISA制度>

今回改正される新NISAについて
<今回のポイント>
投資可能期間の恒久化、非課税期間が無期限化され、現行NISAと比べて年間投資上限額と非課税限度額(生涯)が大幅に拡大し、つみたて投資枠と成長投資枠が併用できるようになるので、使い勝手が良くなります。
つみたて投資枠(つみたてNISA) | 成長投資枠(一般NISA) | |
投資可能期間 | 恒久化 | 恒久化 |
非課税期間 | 無期限化 | 無期限化 |
年間投資上限 | 120万円 | 240万円 |
投資対象 | 投資信託 | 株式・投資信託など |
併用 | 可 | 可 |
今回は改正のポイントをまとめました。
改正大綱の段階ですので、内容の変更等がある可能性があり、全て予定となっております。
また、今回まとめた情報以外にも変更点等がありますので、随時最新情報の確認をお願いします。