確定申告の流れとは?

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1月1日から12月31日までの1年間の所得と、それに対する所得税を計算し、精算する手続きを確定申告といいます。

初めて確定申告をする場合、何が必要でどうやるのか流れがわからず不安も多いと思います。
大まかですが、流れをご紹介しますので、まずは全体を把握しましょう。

1.必要書類を準備する

確定申告の種類によって必要な書類は異なりますが、準備が必要な主なものとしては次のとおりです。

必要書類

確定申告書電子申告の場合は紙の申告書は不要
収支内訳書または青色申告決算書事業所得、不動産所得などがあるときに必要で、帳簿や領収書が必要になる場合もある

書類以外で必要なもの

金融機関の口座情報還付金を受け取る場合に必要。
マイナンバーカードなど確定申告書にマイナンバーを記載する必要あり。

必要に応じて準備するもの

保険料控除明細書、医療費控除の明細書など所得控除のために記載し、添付書類として使用。
源泉徴収票など給与所得や公的年金等がある人は確定申告書記載のために必要。

2.各種控除の計算を行う

納税額を計算するために各種控除の合計金額を計算します。
15種類の中から該当する控除の控除額を計算し、全ての控除額の合計額を求めて所得の合計金額から差し引きます。

▼ それぞれの控除の計算方法等の詳細はこちら
No.1100 所得控除のあらまし|国税庁 (nta.go.jp)

3.年間の所得金額と所得税額の計算を行う

控除額を計算し、課税所得金額を算出したら、以下の計算式で納税額を求めます。

課税所得金額 × 所得税率 ー 税額控除額 = 所得税

▼ 所得税率の詳細はこちら
No.2260 所得税の税率|国税庁 (nta.go.jp)

なお、所得には、確定申告が必要な課税対象所得と確定申告が不要な非課税対象所得があります。申告漏れや多く納税してしまう原因となりかねませんので、金額を計算する前に確認しましょう。

▼ 詳細はこちら
No.2011 課税される所得と非課税所得|国税庁 (nta.go.jp)

4.確定申告書を作成する

必要書類を揃えたら、確定申告書に必要事項を記入していきます。
作成方法は主に以下の3種類です。

  • 国税庁のホームページの確定申告書作成コーナーで作成
  • 会計ソフトを利用
  • 手書きで作成

簡単な内容の場合は手書きが早い、会計ソフトの場合はパソコンの操作に慣れている必要があるなど、それぞれにメリット・デメリットがあります。ご自身の状況に合せた方法を選択して作成することをおすすめします。

5.作成した確定申告書を提出

確定申告書の作成が完了したら、本人確認書類や各種控除署名書などの添付書類とあわせて提出します。提出方法は以下の方法があります。

  • 税務署窓口に持参
  • 時間外収受箱に入れる(所轄の税務署)
  • 郵送する
  • e-Tax(電子申告)で送る

確定申告書の作成と同様、こちらもご自身の状況に合せて選択する必要があります。

初めての確定申告は、書類の準備や申告書の作成に手間取り、予想以上に時間がかかる場合があります。余裕をもって申告できるように、早めに準備にとりかかりましょう。

青色申告会では、個人事業主・フリーランスの方の日々の記帳から確定申告までをサポートしています。
自分で1人で行うことに不安がある方は、お気軽の青色申告会にご相談ください。

▼ 青色申告会をお探しの場合はこちら(神奈川県)
神奈川県内の青色申告会 | 【公式】一般社団法人 神奈川県青色申告会連合会 | 確定申告・税金・個人事業 (aoiro-kanagawaken.or.jp)

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