通常、パートやアルバイトに、給与を支払う際に源泉徴収する税額は、一般の社員と同様に「給与所得者の扶養控除等申告書」の提出の有無及び給与の支給方法に応じ、「給与所得の源泉徴収税額表」の「月額表」または「日額表」の「甲欄」または「乙欄」を使って求めます。
ただし、給与を勤務した日または時間によって計算している場合で、次のいずれかの要件に当てはまるときには、「日額表」の「丙欄」を使って源泉徴収する税額を求めます。
- あらかじめ定められている雇用契約の期間が2ヶ月以内であること。
- 日々雇い入れている場合には、継続して2ヶ月を超えて支払をしないこと。
したがって、2ヶ月以内の短期間(有期雇用)で募集するパートやアルバイトに対して日給や時間給で支払う給与は、「日額表」の「丙欄」を使うことになります。
なお、最初の契約期間が2ヶ月以内の場合でも、雇用契約の期間の延長や、再雇用のため2ヶ月を超えることがあります。
この場合の源泉徴収する税額については、契約期間が2ヶ月を超えた日から、「日額表」の「丙欄」を使うことができません。